春は夜汽車の窓から。
2014年 08月 12日
高校2年生(だったと思います)の時の国語の教科書に載っていた随筆。
買ってすぐざっと教科書を読んだ時とても印象に残りました。
どんな文章でもそうなのですが、読んだ時にその景色が見えるものが好きです。
春という字が題についているせいか淡いピンクと黄色の景色が見えたのを覚えています。
このページの授業の時、教科担任の女性教諭がこの随筆を書いた作家の方に話を伺いに東京まで行ってきたという話をしてくれました。
その作家の先生はとても気さくで楽しく話を聞かせていただいた、と言っていました。
それを聞いて、他のものも読みたくなって長編小説から随筆まで読み漁りました。
その後年月を経て、集めてた本は手元にひとつもなくなってしまいました。
数年前にその作家の先生がお亡くなりになって、それ以来またあの随筆が読みたい、と思うようになり実家を家捜ししたりしたのですが見つかりませんでした。
随筆が収録されている文庫本は既に廃刊になっていていろんなところで探してはいるのですがなかなか見つかりません。
今日、図書館でコドモと本を見ていた時これを偶然見つけてとても嬉しくなり借りました。
何度読んでも何とも言えない、いい気持ちになるのです。
この本は返却しなくてはいけないので、今年も行く糺の森で、今年こそ見つけたいです。
あの本にまた、出会えますように。
by connie_m
| 2014-08-12 23:56